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長く暮らしていれば、内装、外壁、屋根など、どこでも古くなり傷みが
出てきます。
常に雨や風にさらされている屋根は、雨風をしのぎ、災害から私たちの
暮らしを守る為に、日々自然と戦っているので、当然のことなが
年数を経るごとに劣化していきます。
そうしてできた屋根の傷みは、住まい全体の傷みにつながっていきます。
ちょっとした傷だと思って放っておいたら、その傷がどんどん広がり雨漏り
が起きて、最終的には他の部分まで腐食したりサビついてしまったり…。
屋根はあまり意識しないところだとは思いますが、ちょっとした
傷であっても見逃してはいけない場所なのです。
 
        屋根が古くなると出てくる傷みについてご紹介します。
 
 
屋根の色あせ   一般住宅に多い、コロニアル屋根(スレート屋根)の色あせ。
施工後10年位から見られる。
屋根のコケ   コケが生えた状態。雨上がりにコケが目立ち、美観が損なわれます。
屋根のサビ   トタン屋根がサビた状態です。サビは進行すると穴が開く場合があります。
瓦のズレ   瓦と瓦の間に隙間ができ、美観性が低下する上、雨漏りの原因になります。
落下の危険性もあります。
屋根の枯葉   枯葉が雨水を引き込んで雨漏りの原因になります。
屋根の破損   屋根のひび割れ等の破損は、雨が直接浸水し、防水層がある下地に回ります。

(頂上部)の
破損
  長年の雨風により棟部に隙間ができています。
雨水が直接屋根下地に進入し、屋根全体を傷めてしまいます。
 
        日本で使われる一般的な屋根材の耐久年数をご紹介します。
 
 
陶器瓦   30年以上(中には100年以上もつケースも……)
※弊社にはお取扱いがありません。
金属屋根
トタン
  15年から25年
ステンレス   永久
銅板   50年(中には100年以上もつケースも……)
スレート   20年から30年
     
     
 
   
  ここで注意していただきたいのが、瓦以外のものは「塗装」が関係してくるということ。
瓦以外の屋根は塗膜で保護しているので、施工から15年(年数は場所や環境によります)以内に
再塗装をしなければ耐久年数がぐっと短くなってしまいます。
施工時に瓦よりも安く仕上がる分、早い時期での再塗装が必要不可欠というわけです。
 
     
屋根の張り替え例    
 
 
     
  屋根は、「何の問題もないように見えて、実はすでに傷みが進んでいる」ということが起こりがちです。
雨漏りなどの症状が出たときはもちろん、施工して10年程度経ったら専門家に点検してもらいましょう。
早めの工事・修理が住まいの寿命を延ばしてくれるのです。
   
   
   
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